tkira26's diary

吉良貴之@法哲学のブログ。

左足腓骨骨折記2

2015.8.28(66日目:セカンドオピニオン

  • 近くのベテランっぽい整形外科へ。このブログに書いてある内容を箇条書きにして渡すと、ふむふむ、という感じで話が早く進んだ。
  • レントゲン撮って見てもらう。「ほとんどくっついてるじゃない。これで手術はないでしょう」って。正反対やん。確かに、折れた部分の8割ぐらいには白いもやもやがちゃんと見える。
  • 「ただ、むしろ内側の骨が離れてる感じがするのが気になる。これ靭帯やってるんじゃないかなあ? だとしたらこっちを手術だね」。えええ
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左足腓骨骨折記

2015.6.24(1日目:受傷)

  • 30代大学教員、男性。腓骨骨折日記です。各種ブログで同様の症状の方の体験記を読んで励まされたので、自分も少し書いておく。もちろん、症状や治癒速度は個人差がすごく大きいので、お医者さんの意見を最優先にしてください。また、お医者さんによって言うことが正反対だったりもするので、不安に思ったら遠慮なくセカンドオピニオンを受けてください。
  • 大学内、水曜2限開始前(10時前後)。ふだんはエレベーターを使うが、なんとなく気分で外階段を降りていたところ、雨に濡れた部分で滑って転倒。左足を思いっきり外にひねる。痛みでしばらく動けず。10分ぐらい倒れたまま。なんとか立ち上がって、人のいるところに出たものの、全然歩けなくてへたり込む。これはおかしいということで事務の方に車椅子を持ってきてもらって医務室に移動。しばらく氷水できんきんに冷やして、体育の元先生に固くテーピングしてもらう。この時点ではひどい捻挫だろうと思っていたが、念のため病院へ。仕方ないので授業は緊急で休講。
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GID特例法により性別変更した男性の子の嫡出推定(2013.12.10 最高裁)

性別変更した男性と、精子提供の子は父子 最高裁初判断:朝日新聞デジタル

決定の全文はこちらから。

読みながら思ったことをメモしてみます。

 

【まとめ】

  • 民法722条の嫡出推定について、苦しいバランスを取りながら救済を図ったものといえそう。近時の最高裁の救済志向的な傾向。
  • 嫡出推定の趣旨の解釈からは、かなり保守的な家族観がみてとれる。その一方、血統主義の相対化という点では踏み込んでいる。非嫡出子相続差別違憲決定との関係はいかに。
  • GID特例法には二元的な性別秩序を強化する側面がどうしてもあるが、それと今回の判決の保守的な家族像、および血統主義の相対化との関係はいかに。
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映画「ハンナ・アーレント」

2012年11月に東京国際映画祭で鑑賞したときのメモ。 

700人ぐらいの会場が満杯で、こんなマイナーなニュージャーマンシネマに人が集まるとはとちょっとした感動をおぼえる。ファスビンダーとかやっても3人ぐらいしか来ないのに。別にドイツ関係なくてアーレント人気ですかね。これ見よがしに『イェルサレムアイヒマン』を読んでいる院生っぽい観客が複数。

以下、いくつか気がついた点など。ネタバレあるかもしれませんが、基本的に伝記的事実そのままなので特に問題はないでしょう。ヤング=ブリューエルさんのに依拠してるようです。 これ:http://www.amazon.co.jp/dp/4794964242 

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