tkira26's diary

吉良貴之@法哲学です。自己紹介はこちらから: http://jj57010.web.fc2.com

2019-03-23から1日間の記事一覧

「法と法学の発展」『法学入門』(北樹出版、2019年4月)参考文献 (4完)

3の続きです。 5. 「法典論争」と19世紀ドイツの法学 「法」が紙に書かれたものとして存在することは、現代日本の私たちにとっては当然のことのように思われますが、歴史的には必ずしもそうではありません。個別具体的な判断の積み重ねとしての法原理が法律…

「法と法学の発展」『法学入門』(北樹出版、2019年4月)参考文献 (3)

2の続きです。 4. 「近代法」のめばえ さて、教科書の都合により、時代が1500年ぐらいすっ飛んで「近代」が始まります。そこはそういうものなのでご理解ください。すみません。 もちろん、ヨーロッパ中世の法思想にもいろいろ面白いものがあるので、いやそん…

「法と法学の発展」『法学入門』(北樹出版、2019年4月)参考文献 (2)

1の続きです。 3. 古代ギリシャ・ローマの法思想 西洋思想の基本的なことはほとんど古代ギリシャ・ローマの時代に、萌芽的な形であれ現れているといえます。なので当時の思想から学ぶのが西洋法思想史の始まりとなりますが、なんといっても2000年以上前のこ…

「法と法学の発展」『法学入門』(北樹出版、2019年4月)参考文献 (1)

稲正樹・寺田麻佑ほか『法学入門』(北樹出版、2019年4月)に、「法と法学の発展」という章を執筆しました。内容的には西洋法思想史のおおざっぱな流れですが、歴史を学ぶことの意義とか、法学において学説を学ぶことがなぜ重要かとか、そういったことにも多…