最近は月に1回ぐらいで、卒業生向けの読書会をやっています。
読んでいるのはカントの『判断力批判』で、基本的には岩波文庫を使っていますが、必要に応じてドイツ語や英語も確認しています。1回が約70ページずつ、1年ぐらいかけて終わればいいかな、という感じのゆったりしたペースです。
就職して数年がたっていろいろ慣れてきたところで、また知的刺激を受けたい、という思いに応えられるのは教員冥利につきることです。最近はいわゆる「リカレント教育」というのも重視されていて、18歳人口が減少するなか、大学教育のあり方も見直していかなければなりません。……というと大きな話になりますが、それはさておき、私の勉強にもなるし、同窓会的な感じで楽しいし、というところで、できる範囲で続けていければいいかなと思っています。
これまでの配布資料はこちらに置いてあります。